かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

【挑戦してみた】コンビーフチーズ焼き

 セガが期間・数量限定商品として、コンビーフとチーズが入った鯛焼きを販売しているそうだ。⇒https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1903/28/news101.html
 ツイッターで原企画の段階から眺めていて「このスピード感パねぇ」と思っていたんだが、試行錯誤の末に完成したという“作品”を見たら「あぁこれは食ってみたいな」と素直に思えた。
 だが。
 期間も数量も限定の品、入手できる気がしない……。
 でも。
 食ってみたいなあ。

 というわけで、モドキを自作してみることにした。
 鯛焼きの生地は甘めだから、ホットケーキミックス使ってみよう。溶けるチーズも粉も買い置きがある。コンビーフは買ってくればよい。
 問題は型だな。
 さすがに鯛焼きの型は持っていないぞ。
 さて、どーにかならんもんか……あ。
 思いついた。

 たこ焼きのプレートを使おう。

 というわけでやってみた。
 これがファーストショットの完成品。

f:id:st79:20190330021710j:plain

 食ってみた。
 うーん……違う、こうじゃない。微妙に違う。
 なにが違う?……量だ。具の量が違う。足りない。これでは生地に負けている。
 というわけで、コンビーフもチーズも当初の倍量にしてセカンドショット。

f:id:st79:20190330021819j:plain

 うん……これは……イイ!
 どう形容すればいいかわからないが、生地の甘味、具の塩味、コンビーフのずっしりとした量感と香り――これは新しい。これまでにない。
 味の方向性からして、チーズ入り今川焼きとかの系譜にあるのかなあとか、菓子パン的なものかなあとか思っていたが、ぜんぜん違う。斬新。
 すげえもん思いついたねセガの中の方!
 しまったなあ。
 代用を食ったら落ち着くかと思ったら、いっそうホンモノが食べたくなってしまった。
 2019年4月7日まで、一日限定80~200個か……。
 行けるかなあ池袋。

 まさかマネしてみようという酔狂なひとはいらっしゃらないと思うが、念のため注意点をいくつか。
 まず生地、これはホットケーキミックスの指定通りにつくると濃すぎるので、指定より水を多めに入れて薄めにのばす。ひと袋に水50ccぐらい足すのがよいかと。
 また、たこ焼きの小麦粉オンリーと違い、ホットケーキミックスにはベーキングパウダーが配合されている。だから焼くと膨らむ。なのでその辺を見越し、型に注ぐ生地は少なめにすること。
 さらに、ホットケーキミックスは優秀で、よく焼ける。だから火力は弱めで。
 ウチのたこ焼き器は温度調整ができないタイプなので、えらく難儀した。引っ繰り返すにはもう早業の短刀を装備しないと追いつかないレベル。火力調整が難しくターンに自信がないのなら、一度に焼く個数を減らして対応するとよいかと。
 そして、ここが一番肝心なんだが、コンビーフとチーズはたっぷりと。
 もうね、薄皮一枚の中は全部コンビーフとチーズだってぐらいにね。大胆にね。
 コンビーフとチーズの分量は2:1~1:1、これはもう好み次第。

 で。
 そんな使い方をしたもんだから、チーズの在庫が切れてしまいました。
 大量に余った生地w しかも水を加えたからふつうにパンケーキってわけにもなぁ。
 しょうがないから全部たこ焼き器で丸く焼いたよ。
 ほぼ鈴カステラ。
 でも味がぜんぜんないとつまんないから……。

f:id:st79:20190330021844j:plain

 チョコシロかけてココアパウダー撒いてみました。
 ソースじゃないのよ。
 載っかってる白いのだってマヨネーズじゃない。バターです。
 今これ食いながら書いてるわけだけどさ。
 ……味覚が混乱するな。見た目たこ焼きなのに甘さマックスだからな。
 教訓。料理はアピアランス大事ちょうだいじー!(そこかよ)


※もともとは川商フーズ株式会社と株式会社セガホールディングスのコラボ商品という企画なので、本来ならコンビーフは『ノザキのコンビーフ』を使うのが筋ってものなのですが、近所のドラッグストアに当該商品がなかったため別の会社のものを使用しております。
 ごめんなさい。>各位