2018-01-01から1年間の記事一覧
自分の分じゃない『今日の星占い』がなんとなく気になるというごくごくささやかな幸福。
人間の行動原理はたったひとつ、「たのしくありたい」だけだ。どんな行動も、当人がたのしくありたいから採っている。問題は“たのしい”の規準が個々に異なるということで、ゆえに人間の行動はしばしば支離滅裂なものにしか見えない。
世の中をたのしみたいと思ったら、なんでも逆張りにしてみるといい。世間が向く方向を疑い、それと正反対のことをする。もちろん自分自身の件についてもそうだ。こうすれば成功するだろうという方向を敢えて向かない。もちろんほとんどがろくな結果には結び…
感謝したこと、したいことは、いつも、いくつもある。中で最も大きなことは、感謝する機会、可能性を与えられたことだ。すなわち、自分自身の誕生。これに勝るすごいことは、まず他にない。 ありがとう。
イヤなものを見たら、それを避け同じことはするまいと考えるのは、悪いことではないが足りない。敢えて挑む者、類似のことをしつつ改善してよりよいところへ至って手本となろうとする者が現れ成功した時、初めて問題は解決する。
いやキミは俺には勝てない。キミは失うことが恐いだろう? すると行動に制約が出るわけだ。俺はといえば別に失うものはないし、得るものといったらささやかな達成感ぐらいのものでね。その分俺の勝つことへの意志は弱いかもしれないが、行動は自由なものさ。…
「壁塗りの職人がよう」「おう」「跡継ぎはいねえし年金は少ねえしで、もうすぐ喜寿なのにまだ」「最後まで言わせてやらねえよ、老いてなお左官って言いてえんだろ」
自分の骸が墓に葬られると思っている者は戦へ向かうな。そこいらに晒されたまま蠅にたかられ虫に食われて腐り果てる自分の姿を想像できる者だけが武器をとれ。それを見る覚悟のある者だけが誰かを戦へ送り出せ。
逃げ口上は常にストックしておけ。切らした時に勝負はするな。でないと勝敗にかかわらず自分の置き場がなくなってしまう。
自分の未熟を悔やむのは目指すべき境地をある程度は見出しているからで、その点においては相応以上の位置に達していると考えてよい。だが未熟であるのは確かであろうから、やはり相応以上の精進が必要であることに変わりはない。
たのしいことばかり続くことを素直によろこべないのは、たのしいことに失礼だと思わないか?
自分の絶対値をもつには、さんざん相対値の中でもがかなければならない。自分が相対値の中にいたと気づくのは、自分の絶対値の可能性が見えたあとだ。
さんざん遊ばれてガタガタになったおもちゃを見ているとうれしくなって泣けてくる。うらやましくて胸が震える。
信じることが尊いのは自分自身の裡にある疑いと戦い勝った証だからだ。もし君が誰かから信じられているとしたら、それは君の栄誉ではない。信じることに決めた誰かが讃えられるべきことだ。
俺なら大丈夫だ、霞と思い出を食って生きてゆく。なに昔と大して変わらんよ、昔は思い出ではなく夢を食っていたがな。
問いかけるのはよいことだが返答を求めるのは半分ぐらいよくない。
過去を振り返ることができるうちはまだ大丈夫だ。振り返りたくない過去が多くなってくると今を過ごすのがしんどくなってくる。
考えることはよいことだが、考えなくとも読むなり聞くなりして修得できることにわざわざ考える時間を割くことは、若いうちには無駄でしかない。
座学ばかりが勉強ではないが、座学もできずに他の勉強ができると思ったら大間違いなんだよ。
悪人なんかこの世にひとりもいないんだよ。正しいことを知らない人がいるだけだ。
夢が金で買えるもんだと気づいたら、それはおとなになったってことだ。だが本当に買っちまったら、ガキに逆戻りだ。
争いごとに勝つには、終わらせ方の具体的なビジョンとそこへ至る複数の道筋をもつこと、また最終ビジョンへ至らずともいつどんな局面であれ即座にかつ効率よく切り上げられる判断力と余裕が必要だ。運任せで具体性に乏しい展望しかもたず退けない状況を背負…
知るべきことを知るのに早すぎるということはない。伝えるべきことがあるなら伝える機会を一度に限ることはない。価値あることを言う者に資格や権利を問う必要はない。
愛を語りたくなるのは愛がわからなくなった時だ。だから得々と愛を語る者のことばは信ずるに値しない。
考えてみりゃ失恋ってな贅沢な苦しみではあるよな。恋をしなきゃ経験できないんだから。世の中には恋をしたことのないやつってけっこういるんだぜ。
だぁから、ワルモノを探そうとするからコトがこじれるんだよ。ワルモノがいない設定で考えてみろっつうの。てゆかワルモノが欲しいんだろ? そいつに全責任を押しつけたいわけだよな? そうすりゃ自分が責任取らずに済むとか思ってんだろ? バカじゃねえのか…
大丈夫だ……そう言う以外になにができる? 大丈夫じゃないかもしれない、そりゃそうだ。大丈夫と言ったところで厳しいものは厳しい、それは変わらない。だが、だからといってほかになにができる? いっしょにうろたえるのか? 手出しできないことに手出しを考…
座右の銘をもつことは悪いことではないが、それを絶対の信条にするのはよくない。世の中が数文字、長くて数十文字のことばで整理できると思ったら大間違いだ。
伝説にだって「当時」があるワケよ。で当人たちが『オレたち伝説になるよなあ』って言いながら仕事してたかっていうと、まあ半々だろうと思うわけ。言ってたのと言ってないのがね。つまり自分たちがとんでもないことをやってる自覚があったかどうかってこと…
排除はしないが選別はする。気に入ったものだけを取り上げる。それ以外には触れないだけ。そういう“やり方”にするだけで、世界はずいぶん静かになってくる。