かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

#1129

好きなことを語る時、ひとは雄弁になる。難しいのは、その時となりに誰がいるかだ。もしとなりにその話を──というよりは雄弁であることを、その意味を──理解し得るひとがいれば、語るひとは充実を得られるし、生の実感を得ることすらできるだろう。一方、そ…

#1128

まあひとは愚かだからね、そこまで考えているのは自分だけど思いがちなんだよね。でも自分が思いつく程度のことは、みんな思いつくと思っておいた方がいいね。俺もだけどね。で、ついでに思っておくといい。別に自分だけのことを思いつかなくても、存在意義…

左用ギター

左利き用ギターを入手した。 リサイクルショップの出物で、¥3,800-。ストラトタイプのエレキ。ブランドは Selder だ。 なんでそんなものを買ったのかというと、とあるカスタムのために以前から左用ネックが欲しかったからだ。 だが左用ギターは滅多に見ない…

#1127

うんまあ実はねダブルスタンダードだろうとなんだろうと構わないのね。どーせ聞く気ないからね元から。ただね腹立つのね自身の露骨な矛盾に気づかず他者を攻撃して省みない態度にはね。だから潰すための道具として使うだけなのよ理屈なんてものは。もっとも…

#1126

あーなんかめんどくせえ、と思うことは禁じていない。禁じているのは、あーなんかつまんねえ、と思うことだ。もちろん自分に対しての話。ひとさまのことについてはなーんも申しません。

#1125

もう何度もいったことだが、天は二物を与えずなんでのはありゃあウソで、天は平気で二物も三物もひとりに与えるもんさ。与えずの謂いは、まあ一物もなかった者──ほとんどの者が僻まずに暮らせるようにっていう、慰めあいみたいなもんだな。だが、じゃあ二物…

#1124

だから継続はひとつの才能なんだよ。パッと花火を打ち上げて消えちゃうのも才能。それぞれに向き不向きがあるだけなんだってば。継続系のひとに花火を求めても、花火のひとに継続を求めても、それぞれを潰すだけだって。

#1123

生かされていることに気づかないモノほど迷惑なモノもない。

#1122

あっ。もしかして俺ってマジで禄出無し?

#1121

余裕がない時には余裕がないことにすら気づけない。余裕がないというのは、つまりそういうことだ。

#1120

楽しいから笑う、その原則を理解できない者が笑いに対して抱く嫌悪感や恐怖感には絶大なものがある。そういう感性の者が感じている世界の貧しさには、慄然とするに相応しいものがある。

#1119

自身の不徳に言及した人が本当に自身を不徳の輩と思っているのに出会ったことがないってのはアレかね俺まだ人生経験が浅いってことかね。

#1118

友達がいる。恋人もいる。でも家族はいない。贅沢いっちゃいかんと思う、しかしそれはいいようもないさみしさを覚えさせるもんなんだよ。

#1117

楽しく生きるのはわりと簡単だ。難しいのは、楽しく生きていることに妙な罪悪感を感じないようにすること。世の中のひとの多くは、その罪悪感ゆえに楽しく生きることを自ら放棄している。

#1116

だいたいにおいて失敗ってのは避けられない流れの中で起きる。つまり理路整然と失敗への道を進んでいるってことだ。だが困ったことに実際に失敗という結果に至るまでは、その道が失敗への道だってことがわからない。失敗してからその原因を探ってみたら、あ…

#1115

一気に片をつけたい時にはそれなりの助走が必要だ。それを巧遅とは呼ばない。助走なしでなんとかなると思うのは見えている完成像が中途半端なだけ、なんとかできたと思うのは未来を含む全体を把握できていないだけで、そういう作業は周囲から見るとまさに小…

#1114

なりたい夢となれる夢とは本当は違う。しかも、なれる夢にすら届くとは限らない。今の世の中、そんなもん。まあ夢なんてものは、届かないから夢なんだけどね。

#1113

こすいことして小金を貯めてもそのうちバレる。倍づけ弁済で赤が出ちゃうぞ。ホントだぞ。人生ってそういうものだぞ。

#1112

さらにいえば、信じられるという事実に至る以前に、信じる必要すら感じないのがいい。それは疑う気持ちがかけらもないということなのだから。ただ、そういう相手に巡り逢えるのは、一生に一度あるかないかだと思う。

#1111

必要なのは証拠の残る約束ではなく、綿密な計画書でもない。ただ信じられるという実感だけなんだ。

#3

肉なりきすべては肉の産なりき想う憧る惜しむ愛する

#1110

「要するに」で切り出される話が要されていたのを聞いた試しがない。「要するに」を言う人にはアタマの回転が早い人が多いようだが、そういう人は要しながらどんどん次へアタマを回してしまう傾向があるようだ。だから「要するに」で始まった話に次の話が混…

#1109

世の中にはしゃべりたい奴と聞いていたいひとの二種類がいる、多分これは間違いない。そして俺はしゃべりたい方で、だからしゃべりたい奴とは合わない。これはもうまったく間違いない。

#1108

今にして思うと『シムシティ』ってすげえ名作だったなあ。あれ小学生のうちにやるべきだよ、そうしたら政治を見る目が変わる。授業であれこれ説明されるより、よほど政治の本質を感じ取れる。

#1107

システムが複雑になり過ぎたのは、もうどうしようもない。バランスを取りたければ、あとはパーツのひとつずつを意識的に単純化するしかない。

#1106

ビジネスシーンで常在戦場とか言ってるやつを見聞きすると、こいつバカだなって思うね。「バカじゃねえか」ではなくて「バカだな」一択。まず戦場はそんなに甘くねえよって思う、こんな場面で戦場とか言い出すのは戦場を知らない証拠。次に、わざわざそんな…

#1105

別にゴキブリが好きなわけじゃない。苦手といっていい。だが、そんな対象でも殺したくないんだよ。害のことはいろいろ聞いているし、もしからだにたかられたら悍しさに絶叫するだろう。でも殺したくないんだよ。わからないかな? わからないかもしれないね。…

#1104

発見した。疲れているか否かは、横になってみればわかる。元気なつもりでいても、本当に疲れている時はいきなり熟睡する。

#1103

明快は単純化によって成立する。単純化は切り捨てによって実現される。多くのひとは明快な言説を好むが、たいがいは自身を切り捨てられた要素には勘定しない。そこに落とし穴がある。

#1102

会いたいひとがいるってのは思うに会えないことも含めて最大級の幸福なんだな。