2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧
まさかすべての事情に必ず原因になる悪人が存在して完全な回避策があるなんて考えちゃいないだろうね?
そうだね息子にはほとんど駄目と言わない父だね。もちろん必要な場面では言うが、ふだんにはほとんど言わない。前半生、同僚や部下、元妻にもずいぶん駄目出しをしてきたんでね。駄目を出すことがどれだけ駄目なことか学べたってわけさ。彼らにはずいぶん感…
君への思慕を片づけたくなくて窓辺に置いたままにしていたら乾き色褪せひび割れてしまった。でもまだそれはそこにあるよ。失くしてはいないし片づけてもいないよ。
大事なものを探し続けるうちに、見つかった時にそれを愛でながら暮らそうと思って建てた家も、しまおうと考えてつくっておいた蔵も人手に渡ってしまったし、見つかったあとの余生のためにつくった貯蓄も遣い果たしてしまった。でもまだ大事なものを探し続け…
金の切れ目が円の切れ目……だと思っていたひと、いませんかー。翻訳された諺で、原語ではたとえばポンドの切れ目とかフランの切れ目だったのかもしれないなあとか解釈してたひと、いませんかー。
戦争の罪深いところは、人間の本能に背く行為を専らとするところにある。戦争が背く人間の本能、それは生産である。人間はつくらずにはいられない生物であり、その成果を破壊するのが戦争なのだ。つくりたいというこころを蹂躙するのが戦争なのである。
名言などというものはいくらでも吐ける。要諦はたったのふたつ、自分のことばで言うことと、自信をもって言うことだ。難しいのは、それを名言と受け止め誰かへ伝えてくれる者を確保することだ。名言は、それ自体や発した者に価値があるのではない。それを伝…
ほんの気まぐれからまた『ウルトラマンネクサス』の一部を見ちゃって落涙滂沱。 見たのは最終回『絆』とエピソード35『反乱 −リボルト−』の、それぞれバトルシーンを中心とした計20分程度なんだけどね。それだけで泣くね俺は。 最終回はウルトラマンが連続し…
やりたかったはずのことができる環境になっても身動きがとれないのは、まだ環境に不足があるからなのか、それとも自分自身にそれをする資格がなくなってしまったからなのか。若いひとにいう。そんなことで思い悩むようになる前に、環境が不全でもまずはやっ…
キミに期待していないんじゃない。キミに期待する自分を信じていないだけだ。
見せたいと思ってくれたことに感謝する。見られたことはむしろ余祿。
別に親切にしたつもりはないよ。俺は俺の意地を通しただけだ、それがたまさかキミの利益とも繋がったってことだろう。だがそれは、きもちのいいことだね。うれしくもある。巡り合わせに感謝というところだろうかな。そういう巡り合わせに恵まれたいものだな。
確かに目まぐるしい世の中で、二年先どころか半月後になにがどうなっているかの予測もできない。だがだからこそ理想は必要だ。たとえそれが荒唐無稽な夢物語であっても、膨大な時間や費用が必要なことであっても、「いつかこうなったらいい」という未来像が…
社会の微妙な軋みを聞きつけ、それを記事にするのは存外難しい。それが軋みなのか通常の作動音なのかを聴きわける耳がまず必要だし、それが確かに取り上げるべきものなのか、取り上げるならどの角度から取り上げればよいのかなど、微妙な判断を必要とする課…
正義が当事者によっておこなわれることはない。なぜなら当事者であれば正義の実行に伴う利害に関与することになり、それは正義という概念から著しく外れることになるからだ。従って仮面ライダー(初代)は正義ではない。結果論として正義に近づいたとしても…
金の稼ぎ方を考えるうちは貧乏から抜け出すことはできない。貧乏から抜け出すには、金の集め方を知ることが肝要だ。
場の空気などを読んでる暇があったら一冊でも一ページでも一行でも一文字でも多く本を読みなさい。場数が必要なんです。千冊を読み終える頃にはきっと納得できます。
文字を読むのは基本アビリティ。文章を読むのは応用スキル。識字率の高さに大した意味はない。
甘ったれていいんだよ。所詮は人間だ、たいしたこともできない。甘ったれることを封じて不幸になるんなら、甘ったれてほどよく幸せに生きた方がいい。
その一日が有為だったか無為だったかは俺が決めることで、ほかの誰が決めることでもない。で今日は無為でした。昨日も一昨日も無為でした。すみません。
他人事扱いしてもらって構わん。むしろ余計な口を挟まんでほしい。
ただ感謝するだけのことに半世紀以上もかかった。だが多分その時間は無駄じゃない。なぜならこの感謝が揺らぐことはおそらくないだろうからだ。それだけの質量を得るのに、それだけの準備が必要だっただけだ。
君にキライなものを好きになれとは言わない。そんなことを言われても鬱陶しいだけだろうからね。俺もキライなものは好きにならない。だから親切顔で勧めるのはやめろ。セイギを振り回すのもな。俺はそのセイギには賛同しない。
いいか坊主。おとなになるってことはな、夜中に腹が減ったから買い置きのジャガイモ中粒みっつばかりの皮を剥いて細めに切りフレンチフライにしてばくばく食っても誰にも文句を言われなくなるってことなんだ。間違えるなよ、言わせないわけじゃない。言われ…
見えるように書くことは少々練習すればたいがいのひとにできる。才人は見えそうで見えないものを書く。これは練習でどうにかなる類ではない。
いい? ってたずねられて、いいよ、ってこたえる。そういうやりとりができること、心からのことばとして、いいよ、っていえること、そしてそうたずねてくれるひとがあること、全部がうれしい。
これまでにいろいろなことをあきらめてきたし、今も少しずつ(時にはどかっと)あきらめるものは増えている。だが一方で、思いがけず近くへ訪れてくれるものもある。あきらめは多くがひととのかかわりから生じるが、思いがけないよい便りもまたひととのかか…
必要なものは必要な時に向こうからやってくるから、無理に引き寄せようとすることはないし、無理をしてもあまり効果は得られない。難しいのはそれが必要かどうかを見極めることの方だ。なにしろ不必要なものの方がより積極的に近づいてくる。
だいたいみんな生真面目すぎるんだよ。『仏の顔も三度まで』とかきっちり決めちゃったりしてさ。別に『仏の顔も三度かも』だっていいじゃん。二度のこともあれば四度五度と重なってもいい。ダブルスタンダード? 違うよ、この場合は「仏の顔がある」ってこと…
誘惑とたたかうのはけっこうたのしいし、勝敗によらず結果も必ずたのしい。勝てば自身のこころの強さに満足できるし、負ければ誘惑の先にある快楽を味わえるんだからね。誘惑されなくなったら、生きることはさぞかしつまらなくなるだろう。