かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

#50

ヤバい、と思った時には、まだ間に合う。 イケる、と思った時には、たいがい遅い。

#49

最初は Why? なんだ。やがてそれが、Why not? になる。しばらくすると Why? に戻る。やがて再び、Why not? になる。それの繰り返し。それがどっちかで止まっちまったやつは、そこで終了。問題は、今が変わるまでの途上なのか、それとも止まってしまった…

#48

地球が回っているかどうかを考えるより、それを否定したがるひと、あるいは肯定したがるひとについて考えるほうが、どっちかっていうとおもしろい。

#47

馬には馬の、豚には豚の、猫には猫の価値観がおそらくあって、そしてそれらは、念仏や真珠、小判をありがたがる者の価値観と等しい位置にある。

#46

しかしその翌日の頭は、牛乳の時ほど臭くはない。

#45

タマネギを食べた日の汗は臭い。

#44

ものごとを論じる時、特に複数のものを比較して論じる時には、入念な準備が必要だ。なぜなら、形而上的なものであれ形而下的なものであれ、それら複数のものが複数として存在するということ、比較が可能であろうと思われることは、即ちそれらが異なるもので…

#43

過去に囚われていてもいいんだよ。なにしろ自分自身ってものは、過去の集積に他ならないんだからね。過去を棄てるのは、自分を棄てるのと同じことだ。過去に棄てたい痛みがあるなら、その痛みを感じる自分を慈しんでやればいい。痛みを、痛みを覚える自分ご…

#42

次になにがあるべきかが決まっていることを理解できる、その能力が才能ってものだ。その上で、だからなにをすべきかを考えるまでもなく実行できるのが、天才。いくつかの可能性を予想して迷うのは、いいところまでいってる。理解できず、予想もつかないなら…

#41

どんなちっぽけなことにも、必ず理由がある。どんなことにも、だ。 ただしその理由は、必ずしも重んじるべきものとは限らない。

#40

それ以外にできるのは、せいぜい祝福待ちってところだな。

#39

いやぁ実はさぁ、20代の終わり頃まで『No woman No cry』って、「女なければ嘆きなし」って意味だと思ってたんスよ。ごめんねボビー。

#38

得たい能力を得ることも、馴れたくもないことに馴れることも、世間では等しく成長と呼ぶらしい。

#37

コルク抜きのないワイン。火種のない煙草。友のない人生。

#36

愛されないひとは幸福だ。無条件に恨むことができる。だが残念なことに、愛されないひとは憎むことができない。これは大きな損失といっていい。

#35

多くのひとに支えられて生きている。多くのひとを支えて生きている。それに気づいたからって、別に偉くもなんともない。当然、気づかなくても支障はない。ただ、気づいて感謝して生きた方が、少しは気分がよくなる。

#34

好きなだけじゃ仕事にはできない。計算だけじゃ作業になってしまって、これも仕事とはいい難い。さて、どうする?……と考えるうちに気がついた。別に仕事でなくてもいーじゃん。なぁんだ、そうかー。

#33

おじゃる丸の横顔はすげぇ恐い。夢に見るほどの恐さだ。当局がアレを取り締まらないのはどうかしている。

#32

信じようと思った時点で疑っている。疑っていなければ信じる必要もないんだからね。だからこそ信じようとすることには価値がある。信じてもらえるものには価値がある。

#31

全部、途中だから。終わったことなんか、ひとつもない。信長も秀吉も、大好きだった伯母さんも、まだ生まれてこない赤ちゃんも、全部まだ途中だから。終わったことなんか、ひとつもない。

#30

『たぬきの宝籤は当たらない、なぜ?』ってナゾナゾがあるんだ。一応の正解は『タカラクジからタを抜くと「カラクジ」=「空籤」だから』なんだけど、考えた末に「……全部、木の葉でできてるから?」と答えたひとがある。これは正解にしていいと思う。一応の…

#29

ひととひとを遠ざけているのは、しばしば互いへの過小評価、つまりは軽蔑の心だったりする。ほんの一部でもいい、相手を心から尊敬してみればいい。視界は少し、透き通る。相手が異性である場合には、なおさら効果的だね。

#28

花は盛りをのみ、月は隈なきをのみ見るものかは……って、若いよね。いいじゃん、自分が綺麗だと思えるものを自分が楽しめていれば。他者に殊更に主張したり、理解を求めたりしなくてもいい。自分がその価値を知っていれば充分だ。私人としては、ね。

#27

世界の閉塞と孤立を嘆く必要はないんだ。むしろそれは喜ぶべきことだよ、壁が一枚もない家屋に憧れのひとと同居できる者以外にとっては。

#26

自分が死ぬことよりも、周囲のひとびとの死の方が恐い。だからってわけではないけれども、自身の死ばかりをすごく恐れる奴とは親しくなれないし、親しくなる気もない。

#25

おびえは本能の所産。おそれは理性の発露。

#24

Don't sink. Heal!

#23

肝心なのは、理解することじゃない。認識することだ。その上で許容できれば最高だ。

#22

呉越同臭

#21

薬が好きだ。薬が効いてきた時、なんのかのといっても人間は化学反応の塊でしかないのだと実感できるから。そして人間は、その程度のものであるからこそ愛しいものだったりする。