かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

#3253

罪は裏切ったことじゃなく信じさせたことにある。

#3252

なにしろ誇り高いキミのことだから、一度大きな約束を破ってしまった以上この先は二度と約束ができないだろうねえ。約束を破り得る自分が想定できるからには自分を辱めることには手を出さない、出せない。そして約束ができないってのは未来を組み立てられな…

#3251

「社会のため」を理由にする奴と「社会のせい」を理由にする奴は根本的に同じようなもので、どちらも信用ならない点は共通している。ただ後者は概して徒党を組まないから、その分前者よりもほんのちょっとばかりマシではある。

#3250

自殺ってのは他に生きる術がない者の最後の選択なんだ。自殺する者は死にたいくらいに生きたかったんだよ。それがわからない奴が軽々しく自殺した者を悼むな。

#3249

もういいかい? もうイイよ(拒絶)

#4148

見つけてほしかったんじゃない、探してほしかったんだ。

#3247

願わくば死して名など残らぬことを。終わりは一度だけでいい。

#3246

誰かが記憶している限り肉体がうしなわれても死んだことにはならないっていうなら、誰かの記憶を削除するってのは誰かを殺すってのと同じだ。違うとはいわせない。

#3245

血液型占いと十二星座占いは別に信じちゃいないが、血液型占いが好きなやつと十二星座占いが好きなやつだったら十二星座派を選ぶね。血液型派は四種で判断するが十二星座派は少なくとも十二種で判断する、どっちが話して楽しくなり得るかは自明だろう?

#3244

面倒を厭わないのはよいことでもなんでもないぞ。世の中をよくするのは面倒を見つけてはその減らし方を考えるひとで、面倒を厭わない者はむしろ世の中のお荷物だ。

#3243

無駄のないかたちは嫌いではないが、好きでもないね。なぜって、かたちはかたちだけで観るものではなくかたちの向こうにいる人間を観ることにおもしろみがあるものだからだし、無駄を排したがるばかりの人間には興味がないからなんだよ。

#3242

失ったことを嘆いてるんじゃないんだ。失うことを考えなかったのを悔やんでるんだ。

#3241

世の中には二種類の人間がいる。おまえの役に立つ人間と、そうでない人間だ。難しいのは両者を往復するやつだ。そいつが違う方へ移る時には必ず揉め事が起きるんだ。だがそういうやつがもたらす影響は必ずデカい、役に立つ方にも立たない方にもな。

#3240

できることがあるならやった方がいいというのは、それで成功したことがある者だけが言えることばでね。できることをやってしくじり続けた者は言わない。世の中の金言とか名言の類ってのはぜんぶそういうもんだ。

#3239

プロの凄いところは無理を知っているところさ。だから退き際を心得ているし、たとえ私事でも一線は踏み越えない。だからプロは手に余る仕事は受けないし、受けても途中で無理に気づけば遠慮せず退く。まあクライアントからすればたまったもんじゃないし無責…

#3238

思った通りにコトが運ばないのは思いが足りないせいじゃなく思いの方向性と具体化のプランに問題があるんだ。もっと狡猾になれって話だよ、思いを叶えたいのなら。

#3237

当事者にしかわからないことはあるんだって、そんなの百も千も承知だよ。俺だって俺自身の当事者なんだし、あんたが俺のことを結局わかってないってことも知ってるんだ。

#3236

初めから赦しを乞うつもりがないというのは覚悟が決まっているとか潔いという類ではない。単に図々しいか自身の行為の意味がわかっていないだけだ。

#3235

誰かを足蹴にして得た幸福はその幸福と寄り添っている間ずっと足蹴にされた誰かの恨みや憎しみとともにあるものだし、その幸福を置き去りに次の幸福へ向かってもその恨みや憎しみは置き去りにされずつきまとうものだよ。命ある限りずっとね。

#3234

君が真に嘆くべきは望みが叶わなかったことじやなく次の望みを見つけられぬことだね。

#3233

たのしい時間をいつまでもたのしみ続けたければ、たのしかった記憶を片っ端から忘れちまうことだな。なぜって、人間はどんなたのしいことにも必ず慣れてもっと激しいたのしさを望み始める、つまり飽きちまうもんだからさ。同じことで同じようにたのしみ続け…

【むだ魔女マリナのおかしな家】アイディアメモ

無駄づくりで世にその名を轟かす藤原麻里菜氏が、こんなツイートをあげられていた。笑顔の練習頑張るから子供向けの工作番組やらせてください— 藤原 麻里菜 | Marina Fujiwara (@togenkyoo) 2022年8月9日 すぐ思ったことは、 『いや彼女にあってはあの得体の…

#3232

動機としての「好き」と結果としての「好き」はぜんぜん別のもので、どちらもあまり信用できるものではないが、後者は夾雑物が相当に多くそもそも「好き」として扱うべきではないのではあるまいかと考え得る部分すら備えている。

#3231

憎まれる者の憎しみは憎む者には向かないし、詫びられる者が求めるのは自ら詫びる者の詫言ではない。愛する者の愛は愛される者にとってしばしば無用の長物だし、怒る者の怒りはその原因となる者には畢竟理解されない。すべての感情は交錯することなくすれ違…

#3230

ひとには他者の幸福を realize することができない。不幸についてはなおさらだ。それをできたつもりで対するから問題が増える。ものごとを円滑に進めたいなら同情などというあやふやなものに頼らず明確な dealing を念頭に振る舞うことだ。

#3229

ひとのやることには理由があるものだ。それが当人には「なんとなく」と認識されていることでさえ、前後の事情や当人の個性を考えれば大概なんらかの理由が推定できる。だがその理由が必ずしも万人に納得できるものとは限らないし、納得できないからといって…

#3228

気安く文句を言う者は何かを究めようとした経験をもたない者だ。

#3227

責任を連呼して気が済むうちは他人事。

#3226

終わることは恐くない、終わらないことや終わってまた始まることに比べれば。

#3225

切り捨てる時はすっぱり切り捨てる覚悟がないと仕事は成り立たないわな。仕事はな。