かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

#931

以前にも書いた気がするんだが、「死ねる愛」と「生きられる愛」だったら、やっぱり後者の方が大きいよね。その愛のために死ねるというより、その愛ゆえに生きると思えるもの。そっちの方が力があると思うんだ。いきもの、放っときゃ死ぬ。だが生きるにはい…

#930

否定の否定が肯定になると思うってのは、まあせいぜい中学生レベルだねえ。

今日は佳き日

友あり果報を携え久々の便り来る、実に嬉しき哉。実に嬉しき哉。実に嬉しき哉。

#929

存在そのものが価値なのであって、唯一無二だから素晴らしいってわけじゃないんだよ。

#928

やりたいこととやれることの均衡がうまく整っている状態を幸福というんだろうな多分。

#927

(女とは) 生まれきて 愛される夢は叶えども愛せなかったあたし 負け組

#926

(男とは) 生まれきて 財や地位には出会えねど 君と出逢えた俺は勝ち組

#925

復讐は絶対にしないと断言でき、その言を実行できる者だけが暴力を否定しなさい。

#924

事情のわからないことがあったら、その事情を考えてみることは重要だ。たとえば、原因のわからない事故の結果だけが報されたとしよう。その時最初に思いついた原因は、君自身の平生のやり方を反映している。つまり君自身を客観的にみるきっかけになるわけだ…

#923

自分が生きているとか自分の命だとか考えているそこの君。君は生きているのではなく生かされているのだし、その命はゆえに君だけのものではなく君以外の所有に属する部分も多くあると知っておいた方がよいと思うぞ。君を生かしていて君の命の所有に関係して…

#922

知人からの久々の連絡が、その知人の親族の訃報だったとしても、何年もの時を隔ててなお連絡してくれるということが、あるいは不謹慎かもしれなくとも、うれしい。そういう相手として記憶されているのだということが、ありがたい。そしてまた、その親族を偲…

#921

「今朝の役員会議で動議があってね。キミの魂は救えないという方向で七割が一致したんだ。残念だが魂の救済を受けるのはあきらめてくれないか」と肩を叩かれる夢を見た。いったいなんの役員会議だなんの動議なんだ。

#920

どこのどいつだぁ今さら「あいつら死ぬ気か!?」とか言ってる呑気者は。最初っからだろうが最初っから。

#919

自分が相応の評価をされていないと思うこと、それ自体は悪いことじゃあない。それを起点に無闇な嫉妬や八つ当たりをするのがダメなんだ。そういう部分がキミの思う“相応の評価”から引き算されているんだよ。かといって、その分の力を研鑽にまわさなければ、…

#918

「命を懸けるものがほしい」と思ってるそこのあなた。懸ける余裕があったら育んでください。

#917

健全な精神は健全な肉体に宿るというのは真実だ。不健全な肉体にはどうしても健全な精神は宿りづらい。だが健全な肉体が常に健全な精神を宿すかといえばそれはもちろん NO だし、また健全な精神が常に“正しい”精神かというと全然そんなことはないわけで、じ…

#916

実は福山雅治と徳永英明の区別が危うい。「えーとほらアレ、あのひとなんていうんだっけ」と迷った挙げ句なぜか福山英明とか徳永雅治とか福永雅明とか徳山英治とか永山英雅とかの謎の人名が湧き出たり、時には今川博道とか稲垣忠彦とか全ッ然関係のない人物…

#915

結局はどれだけ真摯に向き合えるかということだ。

#914

語りたがる愚者は語ったことを記憶しないので語ったことの矛盾を指摘してもまったく動じないし、当然のことながら改めることもない。何度でも何度でも同じ誤りを含んだ言説を声高に繰り返すだけである。真に語るべき者は自らの整合性を追求するあまり次第に…

#913

なにしろ世の中おかしなことが多すぎる。おかげで最近なにがおかしいのかわからなくなってきた。おそらく五百年前のひとたちも同じことを思っていたに違いない。千年前も。果たして人類の歴史においておかしくないこと、おかしくない時代ってあったんだろう…

#912

ひとには確かに分というものがあって、それを越えたことをしようとしてもうまくはゆかない。それをずっと下回ることをしようとしても、やはりうまくはゆかない。それぞれの分に見合った場にたどり着けるかどうかはとても難しい問題なのだが、いっそう難しい…

#911

後年教科書に載るような事件も、その時には当然のことのように起き当然のことのように進行する。残念だが我々には、それを経験していても歴史の一端と定義することはできない。ただ後年の好事家が判断を下すのを待つだけだ。

#910

それにしても J.M.ブラウニングはすげえ。20世紀初頭に、ほとんどのことをひとりでやってしまった。彼がいなかったら小火器の歴史は変わっていただろうし、あるいは第一次世界大戦がまったく違うかたちで進行したかもしれない。となれば小火器だけでなく世界…

#909

誕生は常に奇跡に満ちている。成長もまた奇跡の連続。そして今なお存在が続くことも奇跡。誰もがそうであるのに、すべてがそうであるのに、なぜそれを蔑ろにするが如き思想や行動がやまないのか。憤ったり嘆いたりするのにも疲れ、このところは専ら長嘆息し…

#908

人間は不器用なもので、よほどの天性があっても自身の裡に在る律に支配されざるを得ない。学んだことも自分の律に基づいて取り入れているのであり、ゆえに得られる像は常に歪んでいる。だがそれを悲観する必要はない。それこそが自身ということであり、存在…

#907

人間は大きくふたつに分けることができる。猫を愛でる人間と、猫をかぶる人間だ。

#906

恥を知ることは大事。恥を知ればこそ恥を越えることができるのだし、恥を越えないと到達できないものをもつことができる。それに、同じものをもっていても、最初からもつ者と恥を越えてもった者とでは、その現し方も現した時の他者への衝撃もまるで異なるも…

#905

基本を知らない者はだいたいみな“新しいこと”をやりたがる。ところが基本を知らないものだから、自分の思う“新しいこと”が、実は陳腐であることも知らない。その“新しいこと”が、はるか過去に誰かによって試され、「こりゃー使えんわ」と諦められたものだと…

#904

半可通はどこまでいっても半可通。なにをやっても半可通。追求するとはどんなことか知らないから、一生ずっと半可通。でもそれに気づかないから半可通でいられるわけで、当人はまあ一生幸せってことだわな。周りは迷惑なんだけどな大いにな。

#903

自分の時計が他のひとのものと違っているように感じる。数年から十年単位の長いスパンでは進み過ぎている。数日単位では遅れ過ぎている。せめてどちらかがもう少し周囲と合っていてくれると、今よりずっと楽に暮らせる気がするんだが……それもまた気のせい、…