かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ウルトラマンの置きどころ

ウルトラマン平成三部作は「ウルトラマンとはなにか」を問い続けたシリーズだったと思う。『ウルトラマンティガ』では突然“光の巨人”にされてしまったマドカ・ダイゴが、ウルトラマンとしての自分と葛藤を続けたし(だからもうひとつの可能性としてのマサキ…

#1935

いのちを傷めること以外ならなんだっていい。やり遂げて気持ちよくなる、その経験はしておいた方がいい。それを知らないままでは、誰と交わりをもつこともできないだろう。

#1934

失って惜しむ気持ちを知らないままでいることは大きな損失だ。

#1933

多分『面倒くさい』の基準が違うんだな。だからキミとオレはお互いのすることに手を出さないし、お互いが相手の足りない部分を自然に補える。そういうバランスになれたのは、まあ奇跡的なことかもしれないが。

#1932

明らかであることを疑うのは賢者か愚者のどちらかであり、明らかであることに安住できるのは凡人の特権といえる。

#1931

明日やることを考えられるのは今日それをやらなかったからだ。

#1930

好きになるのも好かれるのも才能。ただし才能は素材であって磨かなければ活きない。要するに誰でもがんばらなきゃ好きになることも好かれることもできないし、がんばってもできないひともいる。残念かもしれないが、それは事実。

#1929

護ると言う者ほど護るべきものをもっていない。

#1928

んー、多分それ時代のせいじゃないと思う。今の時代だからオレには活躍の場がない、国乱れて忠臣いづるっていうじゃないかヒーローが現れるには国の乱れが必要だっていう、その考え方は間違い。そういう時代になったらなったでキミはやっぱ取り残されて文句…

#1927

言い訳を考えるってのはまだやる気があるってことなんだから、大目に見てやろうぜ。

#1926

戦いたがる奴はもう全員がタナトスの虜囚ってことでいいよ。要するに負けたいんだ、負けて終わりにしたいだけなんだよ戦いたい奴は。そんな奴ら、放っといていいよ。

#1925

ひとにはそれぞれ受け入れられる限界量がある。昔のひとはそれを器とか器量ということばで言っていた。人生のどの段階で自分の器量を知ることができるかで、そのひとが得られる成果は変わる。とはいえ、早く知れればよいというものでもない。知らないゆえに…

#1924

本当に好きな相手とならなにをしていたってたのしいのだ。ただ走るだけでも無性にうれしくなるのだ。それはおそらく、誰に教わらずとも知っているきもちなのだ。

#1923

成功者の話はよく聞いておくとよい。自分が成功し語るべき場面が訪れた時のための反面教材として。

#1922

あきらめるのもひとつのスキル。修得するにはそれなりの労力が要る。

#1921

ひとが攻撃をおこなう理由はふたつしかない。防衛と快楽だ。だからひとに攻撃をさせないことはほぼ不可能だ。

#1920

ひとが最初に覚える行為は「泣く」であり、それは思い通りにならないことへの対処である。然り、ひとは乳飲み子の頃から「思う」ことを始めている。そしてそれは最期の時まで続く。「泣く」はずっとひとに寄り添う行為なのだ。

#1919

oneがイでありイチでありヒトであり時にはワンであったりもするのに聞いたら瞬時に1と理解しなければならない言語を使っているのだから、よほど知力は高いのだ。

#1918

真の友とは、どんなにブッ込んでもツッコミ続けてくれる者である。ボケ散らかす隙など与えてくれず、どんな小ネタもすべて回収し、暴走を暴走ともせずくるっとまとめてくれちゃう者である。

#1917

ひとの記憶なんて曖昧なものさ。ほんのひと月もあれば意識の底へ沈んでしまう。だがひとの記憶は素晴らしいものだ。それがなにかのきっかけで意識の表層へ蘇れば、恐れも悲しみも払いのけ得る盾になる。そして哀しいことに、ひとを最も苦しめるのもまた記憶…

#1916

補償が利くものなんて世の中にひとつもないんだよ。責任? 取れるもんなら取ってみな。

#1915

ちょうどその時に気づくことができたひとを才あるひとという。もちろん大前提として、能力と研鑽が必要だ。

#1914

人生の三分の一は眠るためにあって、三分の一は記憶をつくるため、三分の一は記憶を回顧するためにある。

#1913

こと趣味に関する分野では、面倒くさい奴の方がおもしろい。自分があまり興味をもたない方面でも、面倒くさい奴の趣味の話には聞くに値するものが必ずある。

#1912

嫌われるのに必要なのは勇気ではなく自信であり、その自信が自惚れや虚仮威しでなければいずれ自然と好かれるようになる。

#1911

マジックナンバーのマジックは数字ではなくマジックを感じるひとの中にある。呪文を唱えることより呪文を思うことがマジックを生み出すのだ。

#1910

好きなものを尋ねられて即答できないのは、恥じたり悩んだりすることではない。質問に真摯に向かい合っている証で、むしろ誇ってよいことだ。

#1909

伝わりやすいことばで伝えることが理解を進めるとは限らない。理解が得られれば諍いが解消するとは限らない。相和した結果が安穏となるとは限らない。

#1908

余力は常に確保しているつもりなのだが、そもそも全力がどれくらいだったかをもはや憶えていないので、もしかすると常に余力ゼロでやっているのかもしれない。

#1907

誰かが決めてくれたことを受け入れることは、自分自身で決めることと同じ程度に正しいんだよ。重要なのは、誰かが決めてくれたことを受け入れることと誰かに決めることを預けることは違うということを理解し、きちんと区別することだ。