かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

#1483

いや、なんでも愛し赦せばいいってもんじゃない。責める必要はないが手を出す必要もないってこともある。全部を自分の範囲に取り込もうとしていたらすぐ破裂しちまうぞ。

「ここ最近」とか言うヤツぁ

ダメなヤツである。 断言。「ここ最近」という語(あるいは表現)は、どう考えてもおかしい。 この語は「ここ」+「最近」という組み立てになっている。 「最近」の意味をちょっと古い広辞苑で調べると、こう説明されている。さい-きん【最近】①現在の時日・…

ひとにはひとの、神様。

人間には神が必要だ。 もっともそれは、既存の宗教の中心にあるものとは限らない。 要するにそれは、自分より遥か上位にあって、ものごとの理(ことわり)を司り、超越的な“力”を備えていて、それを信じる者の行動に影響を与えるなにかだ。 だからそれは、父…

#1482

結局のところすべてはもう済んでいて、まだそれを知らない人が繰り返し同じことをやり続けているだけなんだな。だからといって繰り返すことがまったくの無意味だとは、もちろん思わない。思わないものの、無駄だよなあとは思う。ちょっと二時間ばかり本を読…

THT BAND/THE LAST WALTZ

出逢いはもはや四十年前に遡る。 ザ・バンド The Band の解散コンサートを収めた映画『THE LAST WALTZ』。 公開は1978年。日本では7月1日に封切られたそうだ。 コンサート自体は1976年11月25日におこなわれたという。 監督はマーティン・スコセッシ Martin S…

#1481

おもしろいことをおもしろいと感じるには、けっこうアタマを使わなきゃならないんだぜ。

#1480

生きているのは、素敵だな。(稲田 康『メロディーチャイムNO.1 ニ長調 作品17「大盛況」』に当てて)

#1479

すべては幻でよい。少なくとも俺は、世界を認識する俺自身が幻に等しい存在だとしか思えないし――確固たる存在だなどと思い上がれないということだ――、である以上その幻が認識している世界はやはり幻だと考えるしかない。俺が俺であるなら、すべては幻でしか…

#1478

対象がなんであれ――テレビのヒーローでも神でも家族の誰かでも――「信じる」ことを強くおこなえる人、傍から見たら狂信と思えるほどの勢いで信じられる人は、外部のどんな対象よりもまず自分自身を強く信じている。“それを信じる自分”を信じられなければ、狂…

#1477

さまざまなことについて人間は限界の低い生物だ。それゆえにこそ精神性だの技術力だのに伸び代がある。人間が最初から飛べたら飛行機なんぞ開発しなかったろうし、そうなれば輸送機による物資の大量空輸だって実現しなかったってことだ。だから弱いひとは弱…

一か月の間に……

一か月の間に三種類の、まったく連携しない体調不良が生じて、うちふたつは手術が必要(しかも別の病院で)っての、なんかヤバくないか。 いや。 ヤバいよね、もうこれは確実にw まあどれも治るものばかりなんだけれども。 間違いなくハードウェアにガタが…

#1476

いつだって今が最高だ。過去のどこかに戻りたいと思ったことはないし、未来のどこかへいってみたいとも思わない。だから問題なんだ。つまり俺には、未来を待つ必要がないんだよ。わかる? 生き続ける積極的な意味が見つからないんだ。かといってせっかく最高…

#1475

正義ってのはぶらさがるためにあるもんじゃないし、その陰に隠れるためにあるのでも、ましてやそれで誰かをぶん殴るためにあるもんでもない。自分が曲がったことをしないように胸の奥深くへ埋め込んでおくもんだ……といってもわからないかもしれないな。ひと…

怪獣とはなにか(基礎的分類篇)

特撮映画などに登場する怪獣というものは、およそ二種類に大別できる。 “なっちゃった怪獣”と“した怪獣”だ。 他国のことはいざ知らず、日本で怪獣と呼ばれるものは、ほとんどが後者といえる。 ……と無造作に「他国のことは」などと書いているが、個人的には今…

#1474

たのしいことをたのしいと言えずに生きなければならないとしたら、それはたのしくないだろうなあ。(もっとも、たのしくあるべきでないことをたのしいと感じるようだったら、それも仕方ないことなのだけれどね)

#1473

水清ければ魚住まずというが、魚住まねばこそ水清しともいえるのではないかな。そして水に住むのは魚だけとは限らない。水の清さを損なわぬまま住めるものは、魚を疎んじておるかもしれぬよ。

ダイオリウスが憎めない

【ウルトラマンダイナ 第41話『ぼくたちの地球が見たい』】 “この日、輸送客船ガゼル号には、木星衛星上のステーションで生まれた第一世代のこどもたち六名が乗船していた。彼らは、遥か六億キロの航海を経て、人類の故郷・初めて見る地球へ、ようやく近づこ…

なきむしかみさま

『ドロップスのうた』(詩/まどみちお 曲/大中 恩)の神さまが好きだ。大好きだ。 人間に感情を与えたのはきっとこの神さまに違いない。 人間を人間にしたのはきっとこの神さまに違いない。 感情をドロップスに託して世界に滴らせたこの神さまが俺は大好き…

#1472

そういえば昔、道端で肩をぶつけてきて「いてぇ! いてえよお、これは折れたよ肩の骨が折れちまったよオはい治療費」と脅してくるユスリがいたらしいが、それってつまり折れ折れ詐欺ってこと?(おおいに違う)

#1471

いい齢してやっていいこととやっちゃいかんことの区別がつかないやつになにを説いても無駄だ。やっちゃいかんとわかっていてやったやつにもなにを説いても無駄だ。結論。やっちゃったやつ(ただしいい齢)全員が圏外。

#1470

結果がすべてではないが、経過がすべてでもない。当然、一元的に“すべて”を設定しようという単純でお粗末なアタマはすべてどころかカケラですらない。

#1469

人口の漸減と産業の機械化がどの辺で釣り合うのかがわりと楽しみ。

#1468

大丈夫、幸福に定量はない。みんな幸福になれる。もし他の誰かの幸福を侵害することによってしか得られないことを望むなら、それは叶っても幸福にはなれない望みだよ。叶ったところでそのうち飽きるか疎ましくなって放棄してしまう望みだ。本当に最期までも…

立派な子

こないだ、公園でおしっこ漏らしちゃってママの前で号泣してる子を見たよ。 偉いなあって思った。 なぜ漏らして泣くか? 漏らさない自分っていうビジョン、目標があるからだよね。それに届かなかったことが泣くほど悔しかったんだね。 大丈夫。 それだけ自分…

#1467

過去信仰形。

#1466

原罪進行形。

#1465

結局もの知らずが感覚とか感情まかせにしゃべくるのが一番よくないんだよ。やはり発言には必ず責任が伴うようにしなくちゃダメだ。大きなものでも小さなものでも、狭い範囲でのことでも広い範囲のことでも。

#1464

否定を杖にしなければ立てない者は一生寝ていてよろしい。

#1463

駅に住んでて乗れない列車がどんどん来ては発つのを毎日眺めている気分。

#1462

井の中の蛙が大海を知ろうが知るまいが知ったこっちゃない。大海の鯨だって井戸なんてものは知るまいさ。自分には想像もつかないもの、知りようのないものが世界には存在し得る。その可能性があるってことを知っておけばいい。それがつまり謙虚ってことだ。