かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

#700

多くを望まなければ豊かになれる、それはおそらく事実だ。だが多くを望まないことはそもそも豊かさの結果なのであって、つまり桃色とは桃の色のことだよと言っているのと同じだ。そのことばにありがたみを覚えるのは、桃色を知らない者だけだ。

#699

ゆず味だと思っていたキャラメルが実ははちみつレモン味だったと知った時の驚愕といったら。自分の嗅覚なんていい加減なもの、これじゃあグルマンは気取れないね。

#2

明るいうちに戯れ言を思いつき、しっかり書き留めて安心した。そしてそのままアップするのを忘れた。あほか。あほですか。

#24

人間の欲望というものは、得る時よりも守る時により強まる。そして得るための欲より守るための欲の方が長い時間に渡って持続する。

#698

ところでルパンっていつまで三世が現役なんだ?

#697

そもそもほとんど趣味に近い分野を職業にしちゃったんだから、しばらく仕事をしないとイライラしてくるんだよね。でもいざ仕事が詰まってくるとそれはそれでイライラするわけで、結局イライラするんだよね。多分イライラするのが好きなんだね。

#696

だぁからよー、俺ぁ印刷出版業界人なんであって、印刷業界人じゃないんだっつーの。「印刷の仕事とってきましたあ」って大喜びで報告されても、せいぜい近所のマツモト印刷さんを紹介するぐらいしかできねえんだってば。そろそろ憶えろ、先様にも失礼だぞ。

#695

まあ確かに君の言う通りなのかもしれないが、だからといってそれを指摘して誰が得するっていうのかな。恵まれた幸運の裏に仕掛けがあったかもしれないという可能性、でも幸運に恵まれた者がうれしく、また恵んだ者が満足感を味わっているのなら、それでいい…

ゆもぐりの夢(かどいの「I'm in Spa!」)

深夜に活動をおこなうための(ってそれ不健康だからいい加減やめとけよ>自分)準備としての20時頃からの仮眠、その一時間ばかりの間になんかもんのすごーく久しぶりにウィザードリィの夢を見た。 ゲームをプレイしている夢ではなく、自分自身がその世界にい…

#694

なぜか周囲に、こうなりたいと思えるおとなの男性が少なかった。でも、こうなりたいと思えるおとなの女性は多かった。でも育ってみたらそこそこマッチョ思考の自分がいた。不思議だねえ。

#693

別れの挨拶をしたくない気持ちなんて、君にはきっと永遠にわからないんだろうな。

#692

巡り合わせは運。その運の中には、小一時間じゃ足りないほどクレーム垂れたいのもあるが、ひれ伏して感謝したいものもある。その両方がいっぺんにある日に、どちらか片方しかおこなえないのであれば、感謝を優先する。 出会えた今日という日に、感謝。

#691

おそらくひとにはそれぞれ果たすべき役割があって、当人が認識しているか否かにかかわらず、粛々とそれが遂行されてゆくようにできている。その中で、たまさか自身の役割に気づき積極的におこなえたひとを、幸せ者と呼ぶのだろう。──といった前提に立った上…

#690

未だ自分が何者であるかわからない、というよりこの五年ほどの間にわからなくなってしまった。かといって今さら自分を定義するのも面倒くさい。なので、月に二度ほどの重要な日以外はふわふわしている。わりとそれでもいけるので、実は人間ってそれぐらいで…

#689

馬のきんたまみたいな芋だから馬鈴薯という説を信じているが、昨今は「馬の首につけた鈴に似ているから」って説が主流みたいね。それってなんか、イヌノフグリを天人唐草っていうみたいで好かんなあ。ぎえー。

#686

結局はそれほどの器でもなかったんだなあと納得してしまうのはまずいことだと思うが、この齢になってまだ自分の器を信じられるのはよほどの天才か世間知らずなんじゃないかとも思う。どの辺でバランスを取るかがけっこう難しいねえ。

#685

大丈夫としか言えないつらさってのがあってね。相手の事情がわかる、痛いほどに。その事情が簡単じゃないこともわかってる。自分にできることがないってのも。でもただ見ていることができない、なんとか少しでも励みになりたい。でもあんまり積極的に励ます…

#684

油断大敵をこころがけ普段快適。言語道断なやつとは今後相談。肝心かなめのときに完全ナナメ。

#683

ラーメン屋で『ONE PIECE』の古いのを読み返し、ウォーターセブン編でフランキーの仲間にウソップがボコられたあとルフィたちが御礼参りに行く場面で、不覚にも落涙。金を奪われたことではなく、ウソップをボコられたことでもなく、ましてウソップの弱さをバ…

#682

自分の幸福や充実を追求するのはこどもの特権だ。親になるとこどもの幸福や充実を願うようになり、それがおとなとこどもの境目になる。親になっても自身の幸福追求が中心にあるのは、まだおとなになっていないということだ。

#681

ひとの幸せを願い、そのために行動することは、行動する当人にとっては崇高でもなんでもない。それが当人の幸せのためだからだ。だが行動される側になってみると、その気持ちを寄せてもらえるだけでもありがたいし、寄せてくれるひとが崇高な存在だと思える…

#680

だいたいなんでも両方あるわけだよ「この世に存在するものに無駄なものなんかない」vs「この世に存在するもので意義のあるものなんかない」みたいにさ。どっちかを選ぶか両方採って都合よく使い分けるか、その辺がアレなんじゃねえか楽しく生きられるかどう…

#679

貪の字と貧の字が似ているのって偶然じゃあないと思う。

#678

おりこうさんばかりのせかいへゆきたいとはおもいませんが、おばかさんばかりのせかいはなんだかもうおなかいっぱいです。ふつうのせかいがいいです。

#677

若い頃から「愛とはなんぞや」という問題にずいぶん悩んできたが、最近どうやら結論らしい部分に触れているようだ。それは生を積極的に営むため自他に抱く衝動に端を発するものと思しい。その衝動を“人間的”に、また“建設的”に、そして“客観的”におこなうの…

#676

話し合いの場で「あとからならなんとでも言える」と言わせたら勝ち。言った内容を認めるからこそあとから言ったことについて言及しているわけで、その台詞は論自体には文句がつけられないと宣言するものだからだ。そして、どういう流れであれ“あとから”言う…

#675

居丈高に構えて相手を怯えさせているうちは、いじめっ子としちゃあひよっ子だ。本当に怖いいじめっ子は、下手(したで)に出た時こそ恐れられる。謝ることで相手を不安や恐慌に至らせるレベルになってようやくマスターレベル、さらにその上もある。もっとも…

#674

どーでもいいと思うこと自体がどーでもいいと思っていない証拠。

#673

あるいはいつか、本当にどうしようもなくなる時が来るのかもしれない。でもそれまではいつだって、どうにかなる、どうにかできたから、もちこたえられたわけだ。そう考えると、どうしようもなくなる時は本当に来るものなのかという気がしてくる。少なくとも…

#672

堂々巡りは百も承知。といってすき好んで堂々巡っているわけでもなく、いずれは脱出したいと思ってはいる。だがなにしろ堂々巡りだから出口が見つからないし、探すのにも疲れた。とりあえず今は出口探しよりも、巡る間に見える景色をしみじみと鑑賞して、少…