連鎖は最初の命題。

惜しまれて世を去るよりはふつうに過去のものへと繰り入れられたいものだ。

正義を主張したくなったら危ないと思った方がいい。それは自分の律が信じられなくなりつつある証拠だ。自分が揺らいでいるから寄り掛かれる名分がほしくなっているということだ。

過剰防衛は弱者の特技。怯える者ほど拳を振るう。もちろんその事実は暴力行為の正当化に結びつくものではない。

いずれ喪われるのは確かだ。それはわかっている。だからせめて自身が在る間は留めておきたいと思うのだ。すでに喪われたものたちを。

確かにどんな方法を採っても論破という結果を得たならそれは論破であり、それへ至ったことを認めるには吝かでない。が、それが全面的な勝利だという主張を始めたならそれは認めない。その理由は方法を採った当人が一番よく知っているはずで、にもかかわらず…

なんか俺、心臓に少々問題が生じつつあるらしいよ。心電図にでているらしい。なにがどうなのか医者は詳しく教えてくれなかったけど、そっかー心臓かあ。わりと盲点だったなあ。それにしてもいったいどう問題なんだろう？

困ったことってのは大概、困ったと思うから起きるもんだ。困らないと思った途端、あっさり解決したりする。困ったと思った分を損した気分だねえ。困ったもんだ。

困ったことってのは大概、手遅れとはいえないがすでに余裕はないって状態になってから発覚するもんだ。いっそ手遅れなら諦めもつくんだけどねえ。困ったもんだ。

夢の叶え方ってのがあるなら、今からでも知りたいね。なぜって？ そりゃひとに伝えるためだよ。伝えたいひとがいるんだ。

思い浮かべるだけで笑顔になれるひとがいるって、いいよね。

目クソが鼻クソとケンカするのなんざぁどーでもいいんだよ。目クソが人間サマにたてつこうたぁどーいう了簡だ。まして神サマ仏サマとくらぁ。（意味なく突如エセ江戸っ子モード）

やりたいことすら面倒なんだが、どうしたもんかな。

付け焼き刃の知識の致命的な欠陥は、その知識の土台をもたないことだ。なぜそれがもたらされたかの事情を知らずに得た結果としての知識だけでは、状況がわずかでも異なった場合への応用が利かない。従って事例の数だけ付け焼き刃を準備しなければならなくな…

自身の才能の有無は自分で決められるものではないが、かといって自身がある程度以上その存在を認めていなければ行使できないものではある。そして、外部による評価と自身のそれとの間に生じるバランスの崩れこそ、才能を輝かせる最大の要素となる。当然、話…

才人がおこなっている時、凡人は見ていることしかできないし、それ以外をするべきでもない。ただ問題なのは、それを判断できるのは──あるひとが才人であり自分が凡人であるとわかって行動を抑制できるのは、凡人であれわずかなりとも才のあるひと、つまりち…

別に説得する気はないから安心しなよ。理解されようとは思っていないからね。だがこっちはそっちを理解している。だからなんだよ。理解する能力がないってわかっちゃったんだ、だから説得はできないしする必要もないんだってこともわかった。それだけのこと…

どんな法則にも必ず例外則はあるという法則に例外則はない。

本物のキリギリスとキリギリスに憧れるアリ、実はアリの方がとんでもないことをする。

選べるのは余裕がある証だ。選択肢は追い詰められるほど減り、最終的には選ぶもなにもそうしなければ次の瞬間がない、という事態にまで陥る。選べるのはだから、贅沢なことといえる。その贅沢を得られる立場にありながら価値に気づかず状況に流されている者…

世の中には、もののわかるひととわからない人がいる。それだけのことだ。

ゆっくりでもなんでも、動いていれば進むはず。まあ進んでいる方向がどっちになるのかはわからないけどね。でも進むはず。だから動いとく。

結局は器量なんだな。小せえ奴は小せえ。大きいひとは大きい。イレギュラーに“大雑把”ってのがいて、これが時宜を得ると大器よりいい仕事をするからおもしろい。でも小せえのはとことん駄目だな。

勉強が嫌いな人はどうしても勘でしかしゃべれない。だからどうしても発言は見当外れになる。かといって勉強好きな人が必ずいいことを言うかというと、今度はいわゆる専門バカ的発言をしちゃったり、机上の空論に陥ったりする。格差云々というより、ひとには…

「不倫は文化だ」っていう発言、あれは名言だったね。表も裏も考え尽くして、凝縮した感じ。あれを批判してた人って、表だけしか見ていないとか裏だけとか、ひどい場合はことばの上っ面だけで脊髄反射を起こしてたんじゃないかね。ちゃんと考えれば、この発…

よいニュースと悪いニュースがあったら、よいニュースから聞く。よいニュースは「よかったねえ」で終了だが、悪いニュースにはたいがい何らかの対応が必要だ。その対応をよいニュースでちょん切られたらいろいろと困る。

開き直っちゃダメよ。なにごとにつけ開き直ったらダメなのよ。

ひとつの情報からひとつのことしか得られないのがバカ。ふたつ以上いつつまでが常人。むっつ以上が賢いひと。ひとつのことすら得られないのは動物未満。残念なことに、今の世には未満ちゃんがかなり多いのね。困ったねえ。

齢を経て新しいことに出逢うことが億劫になるのは、感動を得づらくなるからでも情報過多に陥っているからでもない。出逢いを共有できる仲間に不自由するようになるためだ。

「噛み合う」ってのは大事なんだねえ。いやお互いにガブッとやるってことじゃあなくてね。ひとつのことと、また別のことがきっちりと連携するということ。その連携はしばしば思いがけないかたちで起こり、思いがけない結果をもたらす。その結果がまた次の材…