若いうちはなんでもおおげさに捉えがちだが、それはいわゆる針小棒大ってやつじゃあない。当人にとっちゃ、それは正味おおごとなんだ。なにしろ、経験ってものがまだ身についていないんだからね。だが、いい齢になってもそれが続くようじゃダメだ、経験があ…

いわゆる内燃機関ってのは、全部が燃焼したガスの膨張する力をエネルギーとして活用する仕組みなわけだが、せっかく燃焼してるのにその熱自体を活かす設計ってのがほとんどないのね。だいたいにおいて内燃機関から発生する熱ってのは邪魔もの扱いで、ラジエ…

何歳になっても甘えられるひとは必要だ。ただそれは、必ずしも抱っこで頭なでなで、というものとは限らない。長く会えなくても、自分はそのひとを信じているんだ、そのひとに信じてもらえているんだと思える――こういうのも、とびきりの甘えのひとつだと思う…

思い通りにならないと思うのは、多分まだ元気な証拠。

バカの定義もいろいろあるけれど、ある論について初めから自分を枠外に据えて語りつつそれに気づいていないってのは、かなり本格的かつ基本的なバカだと思う。

日々はんせい堂の野辺留しおりさんのファンです。彼女の耳まで裂けた口や頬に突き刺さりそうな横髪、碁石を思わせるつぶらな瞳、血飛沫のようなリボン、すべてが愛しくてたまりません。彼女のファンクラブに入りたいとマジ思っています。

クサンチッペの例をひくまでもなく女性は一般的に社会に対して無関心で、社会的ルールについても（しばしば反社会的とすら感じられるほどに）ルーズである。では女性に社会性がないのかというとさにあらず、公園デビューやPTA役員会、職場のお局さま制度など…

人間という生き物の最大の弱点は、ある個体の経験を他の個体に伝える術をもちながら、結局はひとつずつの個体が実際にそれを体験しなければ正しい学習ができないところだ。一方最大の強みは、個々が各々の体験のみによって成立していて、他個体の経験を学習…

使えば使うほど増えるもの、なーんだ。答：成長期のシナプス。……ってことは、脳ってエントロピー減少装置なのか？（答：それは違います）

二十年ぐらい悩み続けてきたけれど、やっぱり譲れないよ。武神来往門の略は、どうしたってブライモンだ。それ以外はない、あり得ない。

育児って、マルチタスクな人間……というよりは、“ながら族”でないとできないっぽいね。とりあえず、なにかをするのに集中しないとできない人間には、子育ては無理だと思う。掃除していても洗濯していても二割はこどもに気を向けておく、それでストレスを感じ…

幸せになるのに、大した手間や資金は要らない。不幸せなことに気持ちを囚われないようにするちょっとした努力と、ほんのわずかばかりのあきらめの良さがあればよい。そうして得る気持ちの余裕をニセモノ呼ばわりする人は、残念ながらいつまで経っても幸せに…

事件は現場で起きているんじゃない、それを事件だと認識したひとの頭の中で起きてるんだ！――これも前にやったよーな気がするなぁ。もしかしてオレもうボケ始めたのかな？ あるかもしれないなぁ、困ったなぁマジで。

Q:ここ、しばらく前に「格言」から「戯れ言」に変わりましたが、内容にさほどの違いがあるようには思えません。なぜわざわざカテゴリを変更したのですか？ A:それだけオレが齢を取ったってだけのことだよ、あんまり細かいことは気にするな。

それが本当に“正義”と呼べるものであるのなら、その執行には少し過剰なぐらいの勢いがあった方がいい。けれどわずかでも躊躇する要素があるのなら、その執行には少し過剰なぐらいの抑制を効かせた方がいい。

もちろん頭を使うことは重要だ。だが頭を使えばいいと思っているうちはまだバカだ。

オレは自分を信じている。だから自分じゃない誰かも信じられるんだ。

ある特定の役割を果たすためだけに作られたものが、その役割を終えて廃棄される様は、とてもせつない。その役割に終わりがなく、けれどそのものが着実に衰えて役目を果たし得なくなってゆく様は、もっとせつない。かといって、まだ役割に忠実であり続けよう…

食えないチョコレートがあるんだよ。大好きなひとからもらったチョコレートだよ。食べちゃうのがもったいなくてさ、食えないの。結局、年々増えてく。そういうチョコレートを食うのは、大概そのひとと切れちゃってからしばらくあとになる。ミルクが粉になっ…

嫌われるものには、それなりの理由があるもんだ。正当性の有無とは無関係に、とにかく理由があるんだよ。嫌われるものは、しばしばそのことについて無知か無関心だ。それがまた嫌われる理由になったりもするんだがね。どうあれ複数の誰かが同様の芳しくない…

ものごとをコストパフォーマンスだけで考える輩とは友達になれる気がしない。当然、それ以上の関係になれるわけもない。なんか前にもまったく同じことを書いたような気がするが、確認するの面倒だからしない。

手間を省くために考案されたはずの“法律”ってものが、その存在ゆえに手間を増やしてるってのは、人間がそれだけ欲深いことの証左。罪深い、じゃないとこがけっこう重要。

過度の加害者意識に振り回されて勝手に苦しんでるやつぁバカだと思うが、何に対しても被害者意識を抱いては周囲に責任を撒き散らして自分を守ろうとする輩は薄汚いと思う。前者には時として微笑ましさも感じるが、後者には常に反吐が出る。

頑張らなくたっていいよ。 頑張らなくたって、存在しているだけで幸福になる資格はあるんだしね。 存在すること自体に頑張りが必要だって思っているひともあるよね。 でも多分それって実は、「自分が自分だと納得できるような自分であるために、頑張りが必要…

だからさぁ、いい加減“江戸の敵を長崎で討つ”ような考え方はやめなよ。「運動が苦手なら勉強で頑張ればいい」ってのは間違い。運動は運動、勉強は勉強。「あたし美貌には自信がないけれど優しさなら負けないわ」美貌は美貌、優しさは優しさ。バーターできる…

基本的にはいつもそれなりの準備はできていて、いろんな要素がいわばコップに水がなみなみと注がれたような状態で維持されているのだと思う。そこにさらに一滴が加わった時にいきなり溢れ始め、結果的には注がれていた以上の水が排出される。その一滴という…

毒のない冗談なんか発する必要はないと思うんで、冗談には必ず毒を盛る。でもしばしば、毒の盛り具合を間違えちゃうんだよね。その毒で相手が即死してくれればまだいいんだが、中途半端に強く効いて猛烈な反撃を食らうことが少なくないんだよな。「待て待て…

おらが春のうれしさはいつも中くらいだが、自分の好きな相手、大切な相手の春はいつも最大値でうれしい。

Wiz Online から復帰勧誘のメールきたよ。オレ、一年間ログインしてなかったらしい。WOってなんつうか重くてさー、登録直後にパソコン壊れちゃったしさー、昨夏には母親に脳腫瘍が見つかったりしたしさー、正直オンラインゲームどころじゃなかったんだよね。…

今日、赤子を連れて外気浴に出たら、小学生の子らに「ねえオジサン、その赤ちゃんオジサンが産んだの？」と尋ねられた。「残念ながら違うが、できることならオジサンはこどもを産んでみたいのだ」と答えたら、ちょっと退（ひ）かれた。ふ。キミらはまだ若い…