2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧
大変に厳密に考えれば、人間が他者と関係する際に一切の暴力を排除して対することは不可能だ。特に、少なくとも関係者のうち誰かが相応に重要性を感じている案件について触れる場合には、必ず何らかの侵犯が相互におこなわれ、そこに暴力を見出し得る場面が…
平和でない場所にいる者は平和ボケを語れない。平和でなければそんなことを語る余裕も暇もない、つまり平和だからこそ平和ボケを語れるのである。だが、平和ボケを語る者は自身が在る平和に安んじていない、というより平和を信じていない。平和に在るにもか…
別れを惜しむ涙雨ってのは聞いたことがあるが、涙雪ってのは聞いたことがねえぞ。いったいどんなイジメだ、それは。
自己責任を主張する人はすべてにそれを適用するがいい。もし某国が某他国と争った時、それは二国それぞれの“自己責任”だから他国が干渉する必要はないし、当然ながら集団なんとかで某J国がそこへ武力を送る必要もないってね。ダブルスタンダードは認めない。
品性ってものばかりはどんなに勉強しても身につかないんだねえ。
昨夜寝る前に「ここんとこ少々参ってます。いい友人と安く飲んで気晴らししたいです、叶えてカミサマ」と心の中で呟いた。そしたら今日、仕事が終わって帰宅前の一服をしている時に五年も会えずにいた旧友から突如電話があり、会おうということになった。懐…
スネオはギャオスなのかテレスドンなのかを論じているうち空気が険悪になり些か気まずい状態に陥った時、横あいから入ってきたひとが「テレスドンはどっちかっていうとドラキュラ」と言い、なんとなく場が丸く治まった。時宜を心得たひととはこういうひとな…
癒しは一方通行の力じゃない。自分が癒されていると感じる時は、必ず癒してくれている相手にも自分からのプラスの力がはたらいている、届いている。
いいことだらけの人生を望むから、いいことのない人生のように思えるんだよ。
口先だけの奴には反吐が出るが、それがバレっこないと思い込んで言う者にはあきれてため息すら出ない。
およそひとにはそれぞれ事情というものがあって、その事情がそのひとを構築している。そのひとが事情を構築しているのではないのだ。だからもしあるひとを変えたいと思ったら、そのひとに直接アプローチするよりそのひとの事情にアプローチするのが正しい。
抽象化は人間の特技といってよいものなのではなかろうか。現時点で連想はコンピュータプログラムでも類似のものが再現できるが、抽象化はまだまだという感がある。抽象化がプログラミングで再現できるようになったら、疑似人格が大幅に前進する気がしている。
だいたいにおいて、ホンモノよりよくできた模型の方に惹かれる。鉄道模型の車輛の中にちっちゃな座席がずらりと並んでいる様子などを見ると、ぞくぞくするような感動と興味を覚える。だがホンモノの車輛には全然興味が湧かないのだ。なぜか? それは模型に実…
リボルバーとオートマティックだと、当たり前ではあるもののリボルバーの方が陰影に富んだ味わい深い姿をしているんだよね。もちろんオートにも陰影豊かなデザインはあるんだけれど、機構上どうしたってリボルバーの曲線の多さにはかなわないんだなあ。でも…
思えばかつての最大の夢は愛されることだったし、愛することだった。だがどちらも夢として追う類のものではなく、前者は恵まれるものだし後者は自ずとしてしまうものであり、しかもどちらもずっと昔に実現されていた。いってみれば自身の尾を追いかける犬み…
悪が存在しない世界はそれ自体が強烈な悪であり、正義が存在しない世界はやはり強烈な悪である。
会いたいと思えるひとがいるなら人生は七割八分程度肯定してよい。
「なぜ好きなの?」と問われるとすげえ困る。なにしろ普段から無節操に「好き」「好き」「大好き」と言っているくせに、実は「好きってそもそもなに?」ってことがよくわかっていないっぽいのだ。なんなんだろホントのところ。
多分人生は普通に過ごすには長すぎるんだ。能力を持て余す脳という器官にとって。
参加者のほぼ全員が共鳴し尽力していても、一人がまったくそれを無視した行動を採れば成立しない。調和とはそういうものだ。しかし調和だけを優先しようとする状況は異常であり、もしそれが遂行されたとしても生み出されるものは調和から駆け離れたものにな…
いろんなひとに出会って、いろんなものをもらった。俺は誰かになにかをあげられているだろうか。譲り繋ぐ連環を閉ざしていないだろうか。
一般的な美の本質は対象にではなく鑑賞者の内側にある。だが根源的な美の本質は対象そのものにある。つまり一般的な美は知に重なり、根源的な美は知を越えるということだ。
別に自分だけが特別だなんて思っちゃいねえよ、だから困ってるんだよ。
結局のところ、女が男に下す評価の中で最も女らしいものは「この男のこどもを産みたい」になるわけで、三高だの四低だのその他いろいろの条件はその参考資料に過ぎないわけだよ。じゃあ一方、男が女に下す評価の中で最も男らしいものが「この女に自分の子を…
傲慢は若さがもつ唯一の武器といってよいものだが、残念なことにそれは万能ではない。それどころか時として使用者自身を痛めつける諸刃の剣でもある。それを知った上で若さは傲慢を拠り所に立つべきだ。なぜなら若さはそうする以外に立つ術をもたないからだ…
ん? ああ、オレの目標ね。宇宙の平和。国の平和? せこいこといってんなよ。
一寸先だけは闇。
愛情というものは基本的にほとんど生理的な発露をみるものであって、たとえば汗のように、本人の意図で発するか否かを簡単に操れる類のものではない。もちろん中には訓練を経て意識的に発汗を制御できるようになる者もあり、同様に愛情にも意識的に操作でき…
信頼感というものは信頼関係が崩れてもおかしくない事件が収束したあとにこそ顕現するものであって、その時に消える程度のものであったなら信頼感とはいえない。
旧年中の話なんだが、ドトールでコーヒー味わっていたら向こうの席の二十代とおぼしきリーマン&OL集団が大声でご機嫌にカンバセイションを楽しんでおり、「えーと初夢のいいやつってどんなんだっけ?」「わかんねえ」「なんかウサイン・ボルト三連覇とか、…