かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

#134

 力への憧憬は、自身の生を自身の手で積極的に繋ごうとするからこそ生まれるものだ。だが時に、力への憧憬を野蛮なものとして否定する者がある。そういう者どもの傲慢さには、目眩を感じる。彼らは自身の生を自身の手を汚さずに繋いでいて、かつそれに気づいていないからこそ、力を求める者を否定できるのだ。それはまさに傲慢の極みだろう。