かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

#53

 日本語をちゃんと知らない書き手が重厚さを演出しようとして、見よう見まねの古語を使う。使い方を間違って滑る。重厚さどころか軽薄さにすら至らず、めっちゃ情けない場面となる。意外に映画のシナリオに多いパターンだったりする。スタッフの誰かが指摘してやれなかったのかと情けなくなる。そういうオレも高校時代には古典の授業では赤点を取っていたりするわけで、日本語教育ってものがなんだか妙に虚ろなものに思えてしまう。