かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

#122

 それはキミの真実であって現実ではないのだし、キミの認識する世界はキミだけのものなのだから、他者にそれを押しつけるのは傲慢というものだよ。キミが思う“当然”はキミだけのものだし、キミが思う“みんな”はやはりキミの認識する世界の中だけの虚像だ。だからキミが語るすべてのことに、他者はなんの価値も感じない。もし感じる者があったとしてもそれは、そのひとの認識における偶然の一致、というよりちょっとした錯誤だってことなんだ。