2014-05-20 #424 今日の戯れ言 この世に親のいない子はあり得ない。最初の一を除くすべてのいきものは、それが単為生殖により発生したものであっても、先にあった別のいのちから生まれている。だから自分が単独の個として在ると思うことは、ある意味ほほえましくさえある思いあがりだ。今ここにいる自分も、その隣にある誰かも、連綿と続いてきたいのちの末端に座す者。そう思う時、自他の別なくそのいのちに哀惜を抱くことに、なんの誤りがあろうか。