かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

#569

 動くものには何にでも“遊び”──想定される動き方以上の余裕をもたせた可動部設計があって、それを繰り込んでおかないとその構造物はまともには動かなくなるかすぐに壊れる。もちろん“遊び”が多すぎても同様。実は遺伝子にも“遊び”と見做せる部分があるという。つまりきっちり仕上げられ過ぎたものは自然の摂理に反するってことだ。まあ、だからこそきっちりしたものには憧れたくなる崇高があるんだが。