かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

#778

 哀れまれ容赦されているのに気づかず増長する姿は愚かしいものだが、愛嬌があるといえばある。一方哀れみで大目に見ている側はむしろ狡猾、傲慢であり愛嬌からはほど遠い。かといって能力の不足した者に万全を求めても結果が得られないのは明白であり、哀れみつつ容赦する以外に採るべき手立てがないのが現実ではある。となると、哀れまざるを得ない者がいろいろを引き受けてあきらめるしかない。結論。能力なんかない方が幸せというものだ。