かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

今日のちょっとした感動

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 ¥756(税込)の商品の初期不良で、販売店にクレーム連絡をした。
 すると、担当者が交換良品を六駅(乗換二回40分)を跨いで届けにやってきた。しかもこちらが「こどものための作業に使う」と話したのをしっかり記憶していて、お詫びにとこども用の品三点までも携えて。
 電話対応の時点から丁寧かつ迅速かつ切れのいい対応で、これはすごいと思っていた。その上ここまでしてもらったら、定価販売でも文句はないし、むしろこちらが申し訳ない気分になってくる。しかも初期不良の原因はメーカーにあるのだから、なおさらすごい。
 最後には「お子さまの喜ばれる顔が見られますようお祈りしています」とひとこと。そして駅まで受け取りに行った俺が立ち去るまで改札前でお見送り。
 圧倒的。敬服。おみそれしました的な。完璧以上。
 マニュアルはあるのかもしれない。店のポリシーや教育もあるのかもしれない。だがそれ以上にそれを完遂した担当者氏を、企業人としてよりひとりの人間として敬う。
 ちょっと気が早いが、クリスマスのこども用プレゼントはウェブ通販でなくその店へ出かけていって買うことに決めた。
 彼の勤める店なのだから、間違いない。
 さすがは老舗。やるな、上野ヤマシロヤ。