かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

#1395

 論理的整合性というものは、どこに判断の基準をおくかで破綻したりしなかったりする。やや深い部分に基準点がある場合、表面化した部分では整合性がないように見えても、判断の分岐をひとつずつ辿ればしっかり整合しているものだ。だがごく浅い場所に基準を設定したら、そこらじゅう矛盾だらけとなる。頭の悪いヤツはたいがいこれで人間不信になるんだな。つまりバカは最終的に表面化した部分がすべてだと思って、発言者もその発言も信じなくなるわけだよ。そしてバカは、軌跡を辿れない自分の能力不足に気づくこともないから、悪いのは全部周囲の連中ということになる。しみじみバカは不幸だね。