#294
皆さんいろいろ仰るが、およそ高校生時代ぐらいまでの偏差値って意外に当てになる部分があるんだよ。学歴よりもね。
どう当てになるかっていうと、その頃の偏差値が低いひとは、たいがい対話がつまらないんだな。それがなぜかといえば、そういうひとたちは考える量が少ない場合が多いからなんだ。結論が同じだったとしても、そこに至る過程が短いってことさ。あと、同じ資料に当たった時、そこから得ているものも少ない。だから、共に行動をおこなう時、その方向を選択するのに不自由はなかったとしても、話をするとまるでつまらないんだ。
じゃあ高偏差値のひとがみんな考えるひとなのかといえば、それはもちろんそうではないわけで、高偏差値でも話すに足らないひとは少なからずいる。一方、低偏差値でちゃんといろいろ考えられて、いろいろ話のできるひとは、まず、いないねえ。
代わりにといっちゃなんだが、低偏差値で相応の成果を得ているひとは、勘がいい場合が多いな。だから尚更、話ができないともいえるんだがね。全部フィーリングで終わっちゃうんだからね。語義通りに“話にならない”ってことさ。