かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

#49

 いわゆる内燃機関ってのは、全部が燃焼したガスの膨張する力をエネルギーとして活用する仕組みなわけだが、せっかく燃焼してるのにその熱自体を活かす設計ってのがほとんどないのね。だいたいにおいて内燃機関から発生する熱ってのは邪魔もの扱いで、ラジエターで必死に冷やしたり、いらねーやって感じで燃焼ガスもろとも外へ排出されちゃったりするという。なんかもったいない気がして仕方がない。近年ハイブリッドっていうと電気と燃料の双方を使って作動するエンジンのことをいうけれども、それに加えて内燃機関から生じる熱を活かす仕組みも備えたものも出てきていいんじゃないか。もっとも現状、熱エネルギーを使うエンジンって、それで熱した水(蒸気)の膨張力を使う構造のものぐらいしかないわけで、つまり蒸気機関になっちゃうんだけどさ。でもカッコいいじゃん、内燃機関と電気機関と蒸気機関が合体したエンジンなんて。internal-combustion と electric と steam の頭文字をとって、ICESエンジンとかさ。熱いのに氷なの。オレこーいうの好きなんだよねー。