かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

#1044

 無知は時おり罪をなす。だが当人が本当に無知であって、それが罪になるとはつゆ知らずおこなったのであれば、知ある者が罪人を詰る様には些かならぬ無様と理不尽を感じてしまう。後出しじゃんけんのようなものではないか。しかし罪は罪であり、それを犯した者に罰が与えられなければ、これは社会の不公平というものだ。この件どの辺りに妥協の線を見出せばよいものか、まったく困る。いっそ無知そのものが罪であるとなれば困らずに済むと思うこともあるが、一体になにを知れば無知でないのか、それが判らないからまた困るのである。