かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

#919

 自分が相応の評価をされていないと思うこと、それ自体は悪いことじゃあない。それを起点に無闇な嫉妬や八つ当たりをするのがダメなんだ。そういう部分がキミの思う“相応の評価”から引き算されているんだよ。かといって、その分の力を研鑽にまわさなければ、なんて面倒な考えは必要ない。評価を得られないという不満を忘れられる楽しいなにかを探して、その楽しみに力を注げばいい。嫉妬も八つ当たりも、結局は力が余っているから起きるんだ。楽しく消耗してしまえば、そんなことに囚われる暇なんかないってことに気づくはずさ。もしそれでも嫉妬や八つ当たりが治まらないとなったら、あきらめよう。要するにキミは、嫉妬や八つ当たりをしたいんだ。相応の評価云々ってのは言い訳で、つまりは嫉妬や八つ当たりがキミにとっての“楽しいなにか”なんだね。そういう性分なのだったら、もう仕方がない。一生そういう楽しみとつきあってゆくといいよ。