かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

#1867

 社会の微妙な軋みを聞きつけ、それを記事にするのは存外難しい。それが軋みなのか通常の作動音なのかを聴きわける耳がまず必要だし、それが確かに取り上げるべきものなのか、取り上げるならどの角度から取り上げればよいのかなど、微妙な判断を必要とする課題が山ほどある。それらの課題に気づけて巧みに処理できるのが書き手というもので、その適性がないモノが手を出すと、その記事は反社会的で利己的な難癖にしかならない。