かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

#2176

 ひとがしばしば過去を嘆き惜しむのは、その過去に生じ得た異なる分岐を支持するからではなく、今後にその選択をおこなうことが不可能だからである。すでに確定した事案をどう語ってもすでに存在する結果についての責を問われることがないから、なにを語ってもかまわないと勘違いしているのだ。