2014-09-25 #530 今日の戯れ言 人間ってものには、自分の生きた時間が自身の存在を肯定するものと思ってしまうクセがあるらしい。長生きすればするほど、自分には存在するだけの価値があったのだと(そして今もあるのだと)思いたがるってことだ。だが生きた時間というものは単なる事実に過ぎないわけで、なにを肯定するものでも否定するものでもない。単に長く生きた、それだけのことだ。その辺を履き違えるようになってきたら、そろそろ人生も惰性の域に入ったと思ってまず間違いない。