2021-05-14 #2787 今日の戯れ言 誰にだって若かった頃というものがある。16歳の少年にも、だ。……それは『幼い』というんじゃないか、って? 幼さというのは客観の産物だよ。たとえば50歳のおっさんから見れば30代のやり手ビジネスマンの挙動が幼く見えることもあるだろう。若さは違う。その時点よりも過去の、なにかをまだ得ていない頃のことだ。得ていないなにかとはなにかという話は当人の主観の問題であって、つまり当人の中で完結することだ。つまり若さというのは、当人の感覚の話なんだ。余人が気楽に立ち入れるものではないんだ。