かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

#281

「きっといつかはわかってくれる」――確かにそうかもしれない。いずれ知性が育てばさまざまなことは理解の範囲内に収まるようになるだろうし、そうなれば多少異常な行動にも文字通り理解を及ぼす時がくるだろう。けれどそれが好悪と直結するかといえばしないわけで、「理解はできるが好きじゃない」という結論に至る可能性もおおいにあるわけだ。その時になってから自身の望みが理解されることにあるのか愛されることにあるのかを考え始めるのでは、おそらくまるで遅いよ。