『ウルトラマンダイナ』第41話
見ながら嗚咽止まらず。
やっぱ太田 愛だな。一択。
小中兄弟のウルトラはもちろん絶品であって、ウルトラ的“正しさ”においてど真ん中もど真ん中、直球剛球一直線という感がある。
でも叙情あるいは情緒の点においては太田脚本なんだな。
小中作品には憧れあるいは敬意を感じてしまう、つまり理性のワンクッションが挟まる。一方太田作品には、ホント素直に構えず没入してしまう。オビコもシーラも泣けたが、“ぼく地球”(と書いてぼくたまと読む)はもう嗚咽漏れたマジ。いい齢こいて。
もちろんヒマラみたいなのも好きなんだけどね。
ただ正直、あの脚本には、映像の方が追いついてなくて、そこが興ざめ。
なにしろ映像作品なわけで、どんなにシナリオが秀でていても映像化に難があったらそこまで。その点でヒマラは、今つくったらもっとよくなるんじゃないかなあという感じ。
でも“ぼく地球”は完成していて、そして充分な質感を備えてる。
(“旧式”っつってでてきたテッポウが科特隊のスーパーガンそっくりだったには笑ったが)
ああ、いい涙流したあとは清々しいなあ。