かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

#129

 だいたい一日にふたつか三つは、ここに書くに値すると思える題材を考えついている。なのにいざエディターに向かうと、きれいさっぱり忘れている。少し前までは、「記憶に残らないような題材は大したもんじゃなかったのだ」と思えたのだが、最近は「なんかすげえもったいねえことしちまった気がする、思いついたあの時にレシートの裏に走り書きでもいいから書き留めておけばよかったんじゃないか」と思うようになってしまった。これは進歩なのだろうか、それとも堕落なのだろうか。