かどいの『I'm in Rock!-Ⅱ』

ある文筆業者(分泌業者ではない)の生存証明。基本的に毎日更新。

#1037

 今までに死を覚悟した、というよりは死を受け入れる気持ちになったことが三度ある。そういう時にはさまざまな執着が失せて、実にすっきりするものだ。だがその“瞬間”から日が経ち気持ちが遠ざかるにつれ、再び欲と執着の虜囚となる。一度ならず至れた境地なのだから、気持ちのもちようであのすっきり感覚へ戻れるはずだと考えるのだが、これが戻れない。結局は本当のその時が訪れるまでぐだぐだ過ごすのだろう。ともあれ思う、いや知っている。ああいうすっきり感覚はあり得るのだと。
 あと覚え書き。花粉症の薬は今日から飲むのやめてみた。一月の末から二か月間飲み続け、その間わりと快適だった。